今更スロ62 500番台を作る。その2(終) ~「電化」の定義~
- 不定期運転区
- 2020年7月8日
- 読了時間: 5分
前回のブログが6月13日らしいですね。ほぼ1か月サボりっぱなしか。HP作って2か月でもうこの体たらくだよ。やばいね(他人事)
前回の記事は部品が揃って終わりでしたので、今回はキット組み上げて集電化、室内灯組み込むところまで一気に書きます。
サブタイおかしいんですが、理由は後半で。
前段階 キット開封

GMキット開封。
下のガラベンがたくさんついてる明灰色のランナーに大型蓄電箱がついてます(右端の2つの長方形)。北海道の車は大半が蓄電箱の大型化改造を施してあったらしいので、今回蓄電箱は通常の黒いランナーに付いてるものではなく、こいつを使います。
ほんへ1/2 組立
こっから組立作業。


まず車体と床下を組みます。
説明書にあるDの蓄電池箱は、前述のとおり大型のものを使用。
ゴム系接着剤とタミヤセメントでポン付け。Oは台車発電機に当たるので取り付けませんでした。Jはゴム系にしておくことで柔軟性を確保し、台車に横から押されてもバネ状に戻るようにしておきました。

そのあとはゴム系でガラベンの取り付け。
ついでに墨入れも。
それからこの時に窓枠などに銀色を差しましたが、これが酷かったもんで、修正しようと思っていながらも現在放置中。
そのあと付属のプラ板窓を貼り付け。

これで車体と床下を組み合わせると、本体キットとしては完成です。
だがしかし。
これで終わるわけにはいきません
私のニセコ用の旧客には、全車に自作の室内灯を取り付けてあります。
三等車ですら電気ついてるのに、二等車が真っ暗なんてありえねぇ。
ということで、こいつにも集電化して室内灯つけます。
ほんへ2/2 電化(違う)工事
このセクションのタイトルに「電化」という言葉を使いました。これは、集電化して室内灯をつける という内容を端的に表す言葉として直感で出てきた言葉なのですが、使い方違うよな とすぐに思いました。
でもこれはあくまで個人的な感覚ですから、調べたら実は定義が広いかもしれません。
「電化」の定義なんて調べたことないので、不明です。
この際白黒はっきりさせておきましょう(は?)
「電化」でクソ真面目に辞書を引くと
熱・光・動力などを、電気を用いてまかなうようにしていくこと。(広辞苑 第六版)
とあります。これだけだとちょっと語釈に困るので、新明解も引きました(電子辞書って便利だね)。
①鉄道を電力によって動かすようにすること。
②電気器具を利用して、家庭生活の便利化をはかること。 (新明解国語辞典 第七版)
以上より、電化という言葉は「もともとあったシステムや装置などで、それまで使われていた何らかの消費リソースを電気に転換すること」という意味だと言えるのではないでしょうか。
たとえば洗濯機なら人力から電気に。鉄道なら熱から電気に。
ということは、今使うのは不適切であると言えます。
より適切な言葉は「電装」でしょう。
はい、以上。クッソどうでもいいことにそこそこの字数を割いてしまいました。
ほんへのほんへ

注文した部品の中にしれっと紛れてたこいつ。
品番0652
TOMIX 車輪(Φ5.6・ギア無し・黒・従来集電・4個入)
今回はこいつが最重要アイテムです。

こんな感じで、まず台車にがっつり穴をあけて(半径忘れた)、旧製品の集電板をつけます。私はポポンで買ったジャンク車両から拾ってきました。4つ残ってると思ったら3つしかなく、おまけに穴開けで1ヶ所失敗したので千鳥配置にしました。
これだとバネのせいで傾きますので、反対側にはカプラーバネだか集電バネだかを短く切って接着しました(画像省略)。

拡大(というよりただの切り抜きに近いですが)。
車輪のフランジ内側にも集電板用の突起が輪っか状についていますが、TOMIXの純正台車ではない故か、それだけでは簡単に脱落しました。なので黒塗りのタミヤプラ板を足して押さえます。
反対側(カプラーある側)にも貼って壁を分厚く。
位置関係は
←外側レリーフ) フランジ 集電板 車輪についてる引っ掛け プラ板 (車両中心→

そのあとは車体側の整備。
プラ板と銅板を長方形に切って貼り合わせ、そこにポリウレタン銅線をはんだ付け。
↑逆だったかもしれねぇ・・・!(適切な順序は間違いなく逆です。プラ板とけるから)
プラ板側を床下に接着、銅線を曲げて室内へ。
ここでエナメル線ではなくポリウレタン銅線を使ったのは、細くて柔軟性が高いから、それとやすりがけの手間の削減のためです(

室内灯の製作過程は、それだけでまた別の記事一本書けそうなので略。通称「夕庵式」とほぼ同じ構造です。
それからえらい勢いのにじみ修正を入れてありますが、これはプラ板切り貼りした無塗装の座席モールドです。もう見せるっていうレベルじゃねぇぞ!
床板の下のほうにある細い線がポリウレタン銅線。
点灯確認後、LEDと透明アクリル棒をテープでくっつけました。ウエイトが銀色で光りまくって鬱陶しいので灰色に塗ったりもしました。

(こいつ途中からアス比がどんどん崩壊してんな。今度は正方形だぞ)
室内灯ユニットの入力ピンに銅線を巻き付けて接触させている状態です。絶縁処理は入念にやる派。どうせあんま見えないので。

ヨシ!(適当)
集電化、完了!
インレタもやりましたが、フォント似てなさ過ぎてキレたので拡大画像は省略。
これにて作業終了です。
しかしやはり窓枠のお直しやら、椅子の塗装やらをやりたい。なのでまだ完成ではないです。と言いながら7月7日現在、このあとの進展一切なし。
入手に四苦八苦し、初作にして無茶のようなことを散々やりましたが、練習と経験の積み重ねで技術向上を目指したいところです。
あと、サブタイトルにもした電化の定義。調べて書く、そしてそれをネットに上げるという行為は結果的にほぼ無意味でした。ただこういう「なんとなく」のエリアを調べ上げることが今は大事なのかな・・・とも思ったりします。調べやすい時代ですしね。
思ったより長くなりました。おかげで推敲もちょっと荒めで文章が拙いかもですが、最後までお読み頂きありがとうございました。
おまけ 室内灯の電子部品
全て秋月で調達。
LED OSW54K3131A
抵抗 1KΩ
コンデンサ 10μF
ダイオードブリッジ 60V2A SDI260
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